クラウド上に2万5,000曲のライブラリを持てるという『iTunes Match』がスタートしました。このサービスを利用するためにも、iTunes 10.5.1 アップデートは必須。Appleのソフトウェアアップデートも、太字で強調して攻めに出ているのを感じます。
年間25ドルの維持費は必要だけれども『iTunes Store』から購入した曲が自動的に保存されるだけで無く、購入した曲で無くてもユーザーのライブラリにある曲が『iTunes Store』で見つかれば“256KbpsのAAC DRMフリー”の音質で補完される。手元の音質よりも良い音で聴けることにも成りそうです。
それに、ここがわたしの気にかかっていたところなのだけどライブラリの曲が『iTunes Store』に見つからない場合は、ユーザーのバージョンがアップロードされるというもの。個人でミックスしたバージョンがアップロードされるという事は、『iPhone』、『iPod』とも自動的に同期されるのだから、サーバーにアップロードしなくても聴かせることが出来るわけですね。音楽をサーバー容量の上限ではなく、2万5,000曲という曲数での上限であるのは楽しいことになりそうです。レンタルサーバー、同期させる手間をAppleが自動的にスキャンして実行してくれる。年間25ドルは、お得になるケースの方が大きいでしょう。
早速アップデートして『iTunes Match』したいところだけど、ライブラリの曲数が多いとスキャンに長時間を要すると思われる。不用意に現在のデータを消失してしまう危険性もあるから、いったんバックアップしてiTunesへの登録を作り直す方が良いと思えます。
iTunes 10.5.1 の新機能
iTunes Match への対応。CD から読み込んだ音楽を含め、音楽ライブラリ全体を iCloud に保存して、iPhone、iPad、iPod touch、コンピュータ、または Apple TV でどこにいても好きなときにコレクションを楽しむことができます。
iTunes 10.5 では以下の新機能も追加されています:
• iTunes in the Cloud。iTunes で購入した音楽およびテレビ番組は、iCloud に保存されるため、お使いのデバイスで、いつでも、どこでも、楽しむことができます。しかも無料です。
- 自動ダウンロード。デバイスやコンピュータから音楽を購入すると、その音楽のコピーがお使いの PC および iOS デバイスに自動的にダウンロードされます。
- 以前に購入した項目をダウンロード。過去に購入した音楽、テレビ番組、App、およびブックを無料で再度ダウンロードできます。以前に購入した項目が iTunes Store にない場合は、ダウンロードできない可能性があります。
• iOS 5 搭載の iPhone、iPad、および iPod touch と同期。
• Wi-Fi で同期。同じ Wi-Fi ネットワーク上にある場合は、お使いの iPhone、iPad、または iPod touch を iTunes と Wi-Fi 経由でいつでも同期できます。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP を参照してください。