映像作品やエピソード、数々の優秀なレコードはあるバーンスタインの没後20年に今年は当たります。10月14日が、その命日だったのですけど、それなりの特別番組は企画されてはいますけれども盛り上がりという面では前年のカラヤンに及ばないのはどうしたものでしょうね。
数字的にはともかくレコード発売数や話題もカラヤンが多いでしょう。でも、面白いものでクラシック音楽の愛好家との話では“カラヤンはしょうもない”というような言葉は聞かれるけど、わたしはカラヤン愛好だとぽつり言葉にすると押し黙ってしまう人も少なくありません。
晩年のカラヤンは酷かったと、言い繕う人も居るけれども当時のバーンスタイン熱は何処へいってしまっているのでしょうね。近頃ではバーンスタインのマーラー演奏にさえ、「食傷気味になってしまった」という感想も聞きました。ポスト・カラヤンを心配する前にバーンスタインの録音、レコードを助け無ければいけない時期が来てしまっているということなのかしら。
アンチ・カラヤンを声高に唱えていた音楽愛好家の皆さん。カラヤン亡き後は、バーンスタインもほっぽらかしですか?
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NHK BS2 プレミアムシアター▽伝説のライブ映像がついに蘇る!バーンスタイン・ヘーヒスト◇偉大な音楽家レナード・バーンスタインが指揮するライブ映像は数多く残る。その中でも1976年にドイツ・フランクフルトの郊外で行われた伝説のライブ映像をバーンスタインの没後20年を記念してお届けする!!
演奏会前半:
- バーンスタイン作曲 キャンディード序曲
- ガーシュウィン作曲 ラプソディー・イン・ブルー ピアノと指揮の弾き振りで
- コープランド作曲 交響曲第3番
演奏会後半:
- バーンスタイン作曲 「ウエスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンス
アンコール;
- スーザ作曲 星条旗よ永遠なれ
(2010年10月18日月曜日、0.40-3.00終了)